Windows11 正式リリース版・既知の不具合まとめ

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Windows11

2021年10月5日に正式リリースされた Windows11 関連の既知の不具合まとめ。PCの買い替えやWindows10からのアップグレード時の参考に。(随時更新)

2021年10月27日更新

Windows Update経由のアップグレードはハード・ソフトウェアの相性問題などのチェックをしながら、順次ロールアウト(配信)されていくので自身のPCが対応するまでしばらく時間がかかる場合がある。

目次

タスクバー・スタートメニュー関連

Windows11アップグレード後もWindows10のタスクバーが表示される。あるいはタスクバーが表示されない。またはスタートメニューを開けない不具合。Insider Previewから引き続いて発生する模様。

対処法として、「累積更新プログラム」を再インストールする方法や、Powershellから任意のコマンドを入力する方法、新たな管理者権限ローカルユーザーを作成する方法などがある詳しくは解説記事

対応状況

Microsoftの発表では新たな品質更新プログラム「Windows11 Build 22000.282(KB5006746)」で修正された模様。

エラーで Windows11 インストールに失敗する

Windows10からのアップグレード時に

  • 「0x8007007f」エラー
  • 「Ox8COF0830 – ox2W03」エラー

が発生しインストールに失敗する場合がある。

この問題で共通しているのは、公式ページの「インストール アシスタント」を使用したアップグレードを行った場合。

また、「メディア作成ツール」を使用したアップグレードでも発生した報告があり。

対処法

「インストールアシスタント」を管理者権限で実行する。詳しくは解説記事へ。

  • デバイス・ドライバーとのコンフリクト(衝突)の報告もあり。メーカーから最新のドライバーをダウンロード・インストールした後、アップグレードする。
  • 最善は、Windows11のISOイメージをダウンロードし、メディア(USBメモリ・DVDなど)に書き込んでからインストールする。またはISOイメージを仮想ディスク(DAEMONツール)にマウントしてインストールする。

システム要件を満たしているのにアップグレードできない

Windows11 システム要件を満たしているのにアップデートチェックで不適合と判断され弾かれてしまう不具合。クリーンインストールが最善。

エクスプローラーのメモリ大量消費

エクスプローラーのメモリリークの不具合により、エクスプローラーを閉じてもメモリが開放されない。エクスプローラーを開くたびにメモリが食いつぶされていく。

確かにウチの環境でもメモリの消費量が気になっていた。記事執筆時に同時に画像編集も行うわけだけど、大きなファイル操作やPhotoshop、エクスプローラーを大量に開いた後の作業が妙に重い。

こうなったら、いったんすべてのアプリや窓を閉じないと重くて作業に支障をきたす。メモリの容量に関係なく、ゴミがどんどん溜まってフラグメンテーションが起きている模様。

Windows10の時はここまでひどくなかったので気になっていた。

Redditのユーザーgyrohan269氏が問題提起した事により賛同者が増えて明るみとなった。

なおこの問題はInsider Previewの時点で判明していたが、Microsoftは見切り発車で修正されることなくリリースした模様。

ビルド22454で修正対応予定

Microsoftはこれに対する修正をBuild22454にて行った模様。なおこのビルドはWindows11の正式リリース版では未リリースのため、アップデート対応が待たれる。

対応状況

Microsoftの発表では新たな品質更新プログラム「Windows11 Build 22000.282(KB5006746)」で修正された模様。

 

AMD製CPUにて性能低下発生

  • L3キャッシュのレイテンシーが3倍になる不具合。メモリアクセスが多いアプリケーションに於いて3%~5%の性能低下。ただしeSports向けゲームでは10%~15%の性能低下が起こる可能性。
  • CPUコアのスレッド割当がうまく働かない不具合。スレッドのスケジューリングが正常に行われない不具合により、シングルスレッドや少数のコアを多用するアプリケーションではパフォーマンスが低下する。特にTDP65W以上の8コア以上のプロセッサでパフォーマンス低下が著しいとのこと。

この不具合も10月中のアップデートで対応する予定。

対応状況

L3キャッシュの問題については 品質更新プログラム「Windows11 Build 22000.282(KB5006746)」で修正された模様。

 

スレッドのスケジューリングについてはAMD公式が最新のチップセットドライバーを公開。

VBSによりゲームの性能低下が約30%に及ぶ模様

VBS(Virtualization-Based Security)はWindows11の売りのひとつだった機能。ソフトウェアとハードウェアの仮想化によりサブシステムを構築し、悪意のあるソフトウェアやマルウェアの直接の影響を受けないセキュリティを実現させるもの。

PC Gamerのテストによると、

  • 「Shadow of the Tomb Raider」で28%
  • 「Horizon Zero Dawn」で25%
  • 「Metro Exodus」で24%
  • 「3DMark Time Spy」で10%
  • 「Far Cry New Dawn」で5%

フレームレートが低下する模様。

VBSはWindows10にも搭載されていた機能。ただし一般向けのPCのではデフォルトでDisableされており、企業向けのシステム以外で使われることはなかった。よってWindows10からWindows11へアップグレードインストールされたPCでは、ほとんどの場合無効にされている。

ところがWindows11をクリーンインストールすると、有効化された状態で起動するとのこと。すべての環境ではないとのことだが、BIOSの設定に依存するものと思われる。今後発売されるWindows11プリインストールマシンでは恐らく有効化された状態で出荷されるだろうとのこと。

VBSの状態確認

システム情報

「システム情報」から確認できる。

「スタート」 → 「Windows ツール」 → 「システム情報」 → 「仮想化ベースのセキュリティ」

VBSの有効・無効化

VBSのオン・オフはレジストリキーの変更で可能。

  • レジストリキー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\DeviceGuard
  • 名前:EnableVirtualizationBasedSecurity
  • タイプ:REG_DWORD
  • 値:「0=無効」「1=有効」

Intel「Killer」および「SmartByte」環境下での不具合 【解消済】

Intel「Killer」および「SmartByte」ネットワークソフトウェアとの互換性の問題。

影響を受けるソフトウェアを持つデバイスは、特定の条件下でUDPパケットをドロップする可能性がある。これにより一部のサイトでは影響を受けるデバイスの読み込みが他のサイトより遅くなり、特定の解像度でビデオのストリーミング速度が遅くなる恐れあり。

(10月のセキュリティ更新プログラムで修正予定。2021年10月12日予定)

対応状況

Microsoftの発表では更新プログラム「KB5006674」で修正された模様。

「Cốc Cốc」ブラウザーとの互換性問題

一部のデバイスでは「Cốc Cốc」ブラウザー(ベトナム産ブラウザー)を開くことが出来ない可能性あり。その他の問題やエラーを引き起こす可能性もあり。

Cốc Cốc ブラウザーを使用する環境ではWindows11にアップグレード出来ないよう対策。問題解決に向けて取り組んでいるが、解決するまでWindows11へのアップグレードは控えるよう通達されている。

対応状況

Microsoftの発表では新たな品質更新プログラム「Windows11 Build 22000.282(KB5006746)」で修正された模様。

Hyper-V または Windowsハイパーバイザー環境下での不具合

Hyper-VまたはWindowsハイパーバイザーがインストールされている環境でVirtualBox及び仮想マシン(VM)が起動できずエラーが表示される。

Hyper-VまたはWindowsハイパーバイザーを削除しない限り、Windows11へのアップグレードが出来ないように対策。

Oracleは10月中に対策済のViryualBoxをリリース予定。解決するまでWindows11へのアップグレードは控えるよう通達されている。

ブラザー製プリンターとUSB接続ができない不具合

ブラザー公式発表によると、現在同社製プリンターをWindows11PCにUSB接続すると多くの製品が動作しない、あるいはエラーが表示される不具合が発生している。

現在不具合を確認しているプリンターは以下の通り。

DCP-B7500D, DCP-B7535DW, DCP-J1050DW, DCP-J1100DW, DCP-J1140DW, DCP-J1200W(XL), DCP-J572DW, DCP-L2531DW, DCP-L2535D , DCP-L2535DW, DCP-L2550DW, DCP-L3510CDW, DCP-L3551CDW, DCP-L5500D, DCP-L5600DN, DCP-T220, DCP-T310, DCP-T420W, DCP-T510W, DCP-T520W, DCP-T710W, DCP-T720DW, DCP-T820DW, DCP-T825DW, HL-B2000D, HL-B2080DW, HL-L2310D, HL-L2335D, HL-L2350DW, HL-L2351DW, HL-L2370DN, HL-L2375DW, HL-L2376DW, HL-L2385DW, HL-L2386DW, HL-L2395DW, HL-L3210CW, HL-L3230CDN, HL-L3230CDW, HL-L3270CDW, HL-T4000DW, MFC-B7715DW, MFC-J1010DW, MFC-J1300DW, MFC-J2330DW, MFC-J2730DW, MFC-J3530DW, MFC-J3930DW, MFC-J4340DW(XL), MFC-J4440DW, MFC-J4540DW(XL), MFC-J491DW, MFC-J5330DW, MFC-J5730DW, MFC-J5845DW, MFC-J5930DW, MFC-J5945DW, MFC-J6530DW, MFC-J6545DW, MFC-J6730DW, MFC-J690DW, MFC-J6930DW, MFC-J6935DW, MFC-J6945DW, MFC-J890DW, MFC-L2710DW, MFC-L2713DW, MFC-L2715DW, MFC-L2716DW, MFC-L2730DW, MFC-L2750DW, MFC-L2751DW, MFC-L2770DW, MFC-L2771DW, MFC-L3710CW, MFC-L3735CDN, MFC-L3745CDW, MFC-L3750CDW, MFC-L3770CDW, MFC-L5700DN, MFC-L5755DW, MFC-L5900DW, MFC-L6700DW, MFC-L6900DW, MFC-L8690CDW, MFC-L8900CDW, MFC-L9570CDW, MFC-T4500DW, MFC-T810W, MFC-T910DW, MFC-T920DW, MFC-T925DW

プリントサーバー経由の印刷にカスタム設定のプロパティが適用されない不具合

サーバーで定義された印刷プロパティが正しくクライアントに反映されない場合がある。これにより印刷ができなくなる恐れはないが、印刷設定をカスタムしても反映されずにデフォルト設定のまま印刷される事がある。

本事象はプリンタサーバーを使用した環境にのみ影響するので、一般家庭環境のプリンターでは特段意識することはないと思われる。

対応状況

Microsoftの発表では新たな品質更新プログラム「Windows11 Build 22000.282(KB5006746)」で修正された模様。

ネットワーク接続したプリンターのインストールに失敗する不具合

プリントサーバーを経由したネットワークプリンターが、正常にドライバーのダウンロード・インストールを行えない場合がある。

対応状況

Microsoftの発表では新たな品質更新プログラム「Windows11 Build 22000.282(KB5006746)」で修正された模様。

 

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