Googleにインデックス登録されない問題に終止符【解決編】

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この記事は「インデックスされない問題」関連3つの記事をひとつにまとめ直し、さらに追記を加えた構成となっております。時系列はそのままに並べていますが、分かりにくい箇所は日付を併せて表記しております。

ブロガーにとってGoogleは生命線。唯一神。ゴッド!

記事を書いてもインデックスしなけりゃ読んでもらえない。すなわちデッド!

ブログ界に激震が走る。今年の夏頃からGoogleの「サーチコンソールが更新されない」「インデックス登録されにくい」状況が続いている。ご多分に漏れず当サイトも割とダメージを受けている。今回はこの件について現状の把握と実際に試してみた対策を書いてみる。

(インデックス:検索エンジンに記事を登録すること)

目次

2021年9月21日:インデックス未登録の状況

現状

サーチコンソールのデータによると、実際の記事数44に対して12記事がインデックスされていない。

確認するには「カバレッジ」「検出 – インデックス未登録」

ここに表示されているURLが、現在Googleにインデックスされていないページ。

インデックス未登録

 

当ブログで異変に気づいたのが8月22日。これを書いてる時点ではすでに対策を施してしまった後だけど、確かこの記事がインデックスされなかった事が発端だったと思う。

内容的にTips記事となるので、ひょっとしたら他サイトと被る内容かもしれない。しかし書いてあるデータや内容は100%自分が検証した自分の主観によるもの。

こういった記事を書く際、事前に他サイトのリサーチから始めてしまうと無意識でも影響を受けてしまう。だから俺は必ずまっさらな状態から書き始める。

書き終わった後にデータの信憑性を確認するために他サイトの記事をチェックしたりはするけど、基本的にそれありきで書きはじめる事はしない。

だからこれをパクリ記事と認定されたらもう成すすべがない。だけどCopy Content Detectorでチェックしたところ「良好」だったので心配には及ばない(はず)。

記事のボリューム的には4,000文字以上あるので少なくはないと思う。加えて画像も潤沢に貼り付けているので、それなりに見応えある内容だと自分では思ってる。

「需要」や「価値」を問われると何も言えないのは正直なところだけど、それを言うなら明らかに需要や価値がないのにインデックスされた記事はいったい何・・・

これとか・・・

これ

実際の流入は

Windows11

旬な記事(Windows11関連)はそれなりに自信があって出しているのだけど、ことごとくGoogleにはインデックスされていない。

とある記事について、深夜の3時にWindows Updateが来たので検証し、寝ることを諦めて必死で書き上げた。最速とは言わないまでも明らかに他よりも早い段階で世に出たはず。少なくとも国内では。

結果、Googleにインデックスしてもらえず直接の流入はほぼ無かったものの、Twitter、Bing経由でそこそこ流入があったので少しは救われた。

Bing

Bing

当たり前だけど出来ることはすべてやるのが自分の信条なので、Bingも早い段階で登録して活用している。他のサイトではあまり聞かないかもしれないが。

Windowsネタを扱う以上、マイクロソフトの検索エンジンを蔑ろにする理由はない。Windowsを使っていればデフォルトは「IE」あるいは「Edge」なのだから。

ただしAppleの 信者 お客様は基本的に乗ってこないので割り切りは必要。

検索クエリもGoogleと違ってWindows関連がダントツ。絶対数はGoogleに負けるけど、少なくとも当ブログとは相性がいい。Bingたんマジ天使。

Twitter

Twitter

それとTwitter。

俺の中ではSNSで交流するタイミングはまだ先の話だと思ってるので、Twitterは記事の告知しかしていない。当然ツイートのRTやFavをしてくれる人も少なくなってきた。それでもいつもFavくれる人ありがとう!😊

ところで「反応がないのにどうして毎回Twitterで告知するの?バカなの?」と思う人も居るだろう。しかしそれにもちゃんとした理由がある。

この画像を見てほしい。RTもFavもゼロだったツイートに関しての通知。

ツイートの反応

察しの良い人ならもう分かるかと。他の記事でも書いたと思うが今の時代 Twitterでググる(?)ことは普通に行われている。

たとえフォロワーに届いていなくとも、重要なことは発信し続けること、検索に引っかかることだ。トレンド記事なら尚のこと。

フォロワー

世の中には理解が難しい、不可解なことがままある。「記事の告知をしたらフォロワーに迷惑が掛かる(=フォロワーが減る)からやらない」と言う層が一定数いる。

それはフォローを外される程度の記事しか書いていない自覚があるのか。と言うかそのぐらいで切られるフォロワーを囲う意味があるのか?君は何のためにTwitterをやってるんだい?と問いたい。SNS村に揉まれる人の多いことおおいこと。

話を戻そう。Googleが現在のインターネットの核になっているのは紛れもない事実。いちばんに目を向けるべきはそこである事は間違いない。だからといって盲目的にGoogleしか見えていない状況だと、結局のところ機会損失になる。これに早い段階で気づけたのは収穫。

情報を整理

情報

さて、この問題をTwitterで検索してみるとあちらこちらで悲鳴が上がっている。国内外問わず、だ。

件のGoogle側からは全くアナウンスがない。なので様々な憶測や推論が飛び交っているが、すべて根拠や裏付けの取れたものは存在しない。ネット上の比較的大きな声をまとめるとこんな感じ。

  • 多少の前後はあるものの、発症は7月前後?
  • クローラビリティが落ちている?
  • サーバーの負荷を避けるためにクロールが後回しになっている?
  • 発症は弱小サイトのみで大手はほぼ影響ない?(ドメインパワー)
  • コンテンツの質が低いから?
  • ボリューム(文字数)が少ないから?
  • 内部リンクの構造に問題があるから?
  • サイト全体の品質の問題?
  • 投稿して早い段階でインデックスされなければ以降ずっとインデックスされない?
  • めげずにひたすら記事を書き続けると一緒にインデックスされることがある?
  • URLを変更するとインデックスされた事例が多い?(パーマリンク・URLスラッグ)

他にもあるけどほとんどはこんな感じの意見が多い。

どれもそれっぽいけど、どれも根拠がない。うーむ困った。

クローラビリティが落ちている?

クロールリクエスト

当サイトのクロールリクエストを見てみると、多少の波はあるものの中央値自体は微増している。しかしそれに反して実際のクロールは激減しているのは確か。

サーバーの負荷を避けるためにクロールが後回しになっている?

インデックス済み記事の「前回のクロール」から日付が経っているならば、さすがに後回しされている可能性は否定できないが、クローラーが読みにこない理由にはならない。

後から投稿した記事が先にインデックス登録されているのはいったい何?

発症は弱小サイトのみで大手はほぼ影響なし?(ドメインパワー)

この問題の直撃を受けているサイトは、駆け出しサイトやドメインパワーが低いサイトが多く見受けられるように思える。

しかしそれまで普通にインデックスされていたサイトが急にインデックスされなくなる理由にはならない。というか「XMLサイトマップ」やクロールリクエストのシステムは何?飾り?

コンテンツの質が低いから?

ボリューム(文字数)が少ないから?

この2つはあるかもしれないけど俺の肌感では、上で書いたような明らかに需要がなくてボリュームが少ない記事がインデックスされているので当てはまらない気がする。

内部リンクの構造に問題がある?

リンク構造

ここでいう「内部リンク」がどういった状態のことを指すのか分からないけど、WordPressの場合は自動で「関連記事」への表示や「人気記事」への誘導など内部リンクを張り巡らす機能が備わっているので、外から見ていわゆる記事が「孤立した状態」にはなりにくい。

ほとんどの場合、記事を投稿すればトップに表示される設定になっていると思うので、リンクが皆無といった状態にはならないはず。クローラーだってドメインのトップページは最優先で周るだろうし。

サイト内回遊率を上げる目的のリンクとなれば話は別だが、それが今回の件と直接関係しているとは思えない。ちなみにこの説を検証するため、同カテゴリの閲覧数が多いページのいくつかからリンクを張り巡らせる実験を行ってみた。

数日経ってGoogle検索で表示されたのは、その閲覧数が多い記事内に貼られたリンクが参照されて検索結果に表示されただけ。間接的に表示されたということにはなるが、目的の記事そのものがインデックスされることは無かった。

ちなみにそのインデックスされなかった記事のPVがリンクを貼った記事のPVを追い抜いて、勢いが収まらないというのに未だインデックスされない。たぶんPV数もあまり関係していないと思う。

それより何より明らかに当サイトでいちばん需要が低いであろう、内部リンク皆無の記事がGoogleにインデックスされているのだから関係ないな。

これね

サイト全体の品質の問題?

これもあるかもしれないが上のドメインパワーと同じく、それまで普通にインデックスされていたサイトが急にインデックスされなくなる理由にはならない。足切りされたというならもう降参するしかない(苦笑)

投稿して早い段階でインデックスされなければ以降ずっとインデックスされない?

めげずにひたすら記事を書き続けると一緒にインデックスされることがある?

投稿して1~2日でインデックスされなければ、それ以降インデックスされない傾向は確かに感じるところはある。

長期的な動きを見るには期間が足りないのでなんとも言えないけれど、少なくとも自分のブログで動きを見守っている分には当てはまる気はする。ここ最近、毎日更新を続けているものの状況は変わらず、インデックスされない記事が増えていくばかり。

「クロール済 – インデックス未登録」「検出 – インデックス未登録」の違いは?

これについてGoogleが明確な解説をしているソースが見当たらない。あるのはサーチコンソール内のヘルプの一文のみ。

クロール済み – インデックス未登録: ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません。今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。

Search Console ヘルプ

検出 – インデックス未登録: ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。

Search Console ヘルプ

これだけしかない。これ以外はどのサイトも言ってることがバラバラ。まったく見当違いなことを書いてるサイトもあった。

自分なりに統計したデータから察するに以下のような違いがあると思われる。

  • クロール済 – インデックス未登録
    クロールはもちろん済んでおり、ページの内容まで精査された上でGoogleがインデックスする必要はないと判断したページ。これには、過去にインデックスされていたが検索結果から取り下げられたページも含まれる。
    内容がGoogleの方針に準拠していないのでリライトで復活する可能性はある。逆に言うとそれ以外では復活しない可能性。
     
  • 検出 – インデックス未登録
    「sitemap.xml」や「Feed」あとはクロールリクエストなどによってGoogleはページの存在を認識しているが、内容の精査にまでは至っていないページ。つまりクロールされていない。これはリライト云々以前に、Googleに読んでもらえていない。

もちろん今回の問題は後者の「検出 – インデックス未登録」だ。

読んでもらえていない以上、内容やリライトでどうにかなる問題でもないというのが現時点での答えになってしまう。

もちろん読んでもらえない理由があるのかもしれない。だから「自分に何かできることはないか?」「思いつくことはやってみよう」というのがこの記事の趣旨。

サイトの評価を上げる

直接的にできることはないので、評価を上げるというよりも「下がる要素を排除する」という考え。

  • ページの表示スピード
  • 広告の最適化
  • カバレッジの問題を解決

「ページの表示スピード」と「広告の最適化」

Page Speed Insights

これについては相関する問題なので同時に考えなければいけない。

そもそも、無駄に重いプラグインやカルーセルなどのJavascriptを使用していなければ、広告以外にサイトを重くする要因は考えにくい。

実際、当ブログも広告を全て外した上でサイトスピードを計測してみると評価は「高速」判定された。なので、広告をいかに少なく効果的に配置するかがサイトスピード向上の鍵となる。

あと、記事を読んでいるときは特別な理由がない限りサイドバーに目が行かない。よってサイドバーの広告はお守り。

それと広告主やASPによってバナー表示の重さが違う。なんだかんだでGoogleアドセンスはJavascriptの整形や遅延表示など、処理さえキチンとしてあげればそこまで重くはない。

俺が試した中でいちばん重かったのがAmazon本家のバナー(ギフト券など)あれは遅延表示などではどうにもならない。サイトのためには貼りたくないけど貼らないと収益に繋がらない両刃の剣。

カバレッジの問題を解決

カバレッジの問題

カバレッジに表示されているページや要素、問題点に関してはすべてGoogleは把握している。カバレッジに表示すらされていない問題は、そもそもの技術的要因がサイトに発生している。

Googleによると、カバレッジで特に「エラー」表示されていないものは問題ないという認識で良いらしい。上の画像は過去にエラーが出ていたが現在は対処済の要素。「合格」になっていれば問題ない。

当サイトでは「クロール済 – インデックス未登録」に22件の問題が表示されている。

クロール済 インデックス未登録

内容を覗いてみると、すべて末尾が「Feed」と「Atom」のURLだ。結論から言うとこれらはGoogle的には「問題なし」とされていて、FeedもAtomもサイトの更新通知に使われるのでこれを塞いでしまうことはGoogleも非推奨としている。

なので「クロール済 – インデックス未登録」のなかにFeedとAtomのURLがある場合は放置で構わないそうだ。

しかし見た目に「問題」のように映るのは気持ちの良いものではない。これをクリアするにはFeedに「noindex」属性を付与すれば良い。

以下を「functions.php」に記述すれば「クロール済 – インデックス未登録」から徐々に時間を掛けて「feed」と「atom」は消えていく。ただ、無理してやる必要はない。あくまで気持ちの問題。

// Feedにnoindexを付与する
add_action('template_redirect', function(){
    if ( is_feed() && headers_sent() === false ) {
        header( 'X-Robots-Tag: noindex, follow', true );
    }
});

動作確認はFeedページを開いてブラウザの検証モードで。

noindex

「x-robos-tag: noindex」の表示を確認。

URLスラッグの変更(リダイレクト)

Redirection
Redirection

これはなるべくやりたくなかったが、背に腹は代えられない。

URLを変えるとインデックスされたという声がそれなりに上がってるので、とりあえず倣ってみることにした。

ページのURLが変わるということは、そこまでのSEOがゼロ(振り出し)に戻ることになる。だから旧URLからのリダイレクトは必須。

「そもそもGoogleにインデックスされてないんだからSEOもクソもないでしょ」という人はこの記事をもう一度頭から読んだ方がいい。

で、リダイレクトは以前に問題になったことがあるので俺はあまり使いたくない。いちおう解決はしてるし、原因はサーバー側のキャッシュだったので今は無効にしてるから大丈夫だとは思うけど。

URL

それより301リダイレクトを張りまくることでURLの管理が複雑になるのが嫌だった。プラグイン「Redirection」を使うので、勝手にやってくれるといえばそうなのだけど、URLの変遷が把握できなくなることが嫌。

今後トラブルが起きなければ気にする必要はないのだけど、何も起きない保証はどこにもない。俺は基本的にブラックボックスというものが嫌い。全部見えていないとダメ。

サーバーを引っ越しするとなったときどうする?とかいろいろ考えてしまう。が、今は考えないことにする。

ということで問題の出ていた12記事は、すでにURLを変えてリダイレクトで旧URLからも飛べるように設定した。ついでに微妙に記事タイトルを変更したのと、投稿日時を新しく今日の日付にしておいた。恐らくGoogleにはバレてると思うけど、新たに投稿した新記事として認識してもらうため。

「sitemap.xml」も一度消して再登録し直した。URL検査からインデックスリクエストも申請しておいた。結果が出るには数日掛かると思うのでこのまま様子を見る。

結果は後日。

2021年9月25日:その後の進展

進展

すべての記事がインデックスされていないワケではないのだけど、ほぼ半数が登録されないのは割と精神的にクルものがある。そして記事のボリュームや内容はあまり関係していないように思えるからホント謎。

無名ブログごときに実ダメージはほぼ無いと言えるかもしれないけど、地味にモチベに響く。

結果から言うと、あれから4日間でなんとか6記事をインデックスすることができた。しかしあと6記事残っているわけで、引き続き地道にやって行くしかない。

ということで6記事が登録されるまでの経緯や施した対策などを書き連ねてみる。

SEO対策

SEO

あれからさらに情報を集めていて気づいたのが、探れば探るほど「とある傾向」が顕著に見えてきたこと。

それは情報の内容というよりも、発信者によって結構な温度差があることに違和感を覚えたから。前回の記事でも少し触れたけど、この問題を食らっているのは割と小さめのブログやサイトが多い。

結局のところ「ドメインパワーがすべて」と言ってしまうと身も蓋もないのだけど、それよりも目を向けるべきはサイトの構造そのものではないかと思った。

どれだけSEOに本気で取り組んでいるかというところがカギなんじゃないかと。

長年デジタルマーケティングの分野を研究しているSEOのエキスパート、グレン・ゲイブ氏

「サイトの品質は、ほんのひとつのURLだけではありません。サイト全体について考えることが重要です。1つや2つの問題を修正するだけだと思わないでください。サイトの所有者がそれを理解することは非常に重要であり、幅広いコアアップデートについて私が打ち込んできたことです。長期的にそれを改善します。」(意訳)

おなじみGoogleのジョン・ミューラー氏

「サイト品質に関して言うならば、インデックス作成で欠落しているページ単体やセクションの品質ではなく、サイト全体の問題。」(意訳)

いま一度、基本に立ち返りSEOを見直してみるのが重要じゃないかと。どこでも言われ続けている当たり前のことなのだけど。

成長したサイトは結果を出すために、時間を掛けてこれらの問題をひとつひとつクリアしてきている。細かい積み重ねが結果的にドメインパワーを押し上げているということではないだろうか。

キャリアが浅いサイトは発展途上ということもあり、SEOすべてを完璧に対策できているかと言うとあやしいところは否めない。

ということで、SEO目線から当ブログの粗探しをはじめてみる。

問題の洗い出し

虫眼鏡で問題の洗い出し

記事の内容や書き方に関しては、キャリアを積んでいかないと難しいところはある。ある程度は意識しているものの、全てコントロール出来ているかというと今の自分にはまだ無理。

ということで前回の記事の続きになるけど、まずは表層的な問題からできることはすべて解決していく。

  • ページの表示スピード
  • 広告の最適化
  • カバレッジの問題を解決

これらについては、ある程度できることはやったつもり。

そしてもっと根深いところを追求していくと、結局は面倒で避けてきたところにぶち当たる。

  • 画像のalt属性
  • 内部リンク

やっぱこれだよな・・・

画像のalt属性

Google様おねがい

alt属性に関しては気付いた時に埋めているつもりだけど、抜けはどうしても出てくる。まずはこれをすべて洗い出して、空白になっていないかチェック。

画像を読めないGoogle君に内容を伝えてあげるのはSEOの観点からもやっぱり重要。

自分の場合、意外とほぼ埋めてあった。1ページ丸々抜けていた記事があったけど、その記事はインデックス済だった。だからインデックス問題に直接的な関係はないのだろうけど、こういった小さな積み重ねがサイト全体を大きくしていくSEOの基本。

内部リンク

内部リンクは、実は一番避けていたところ。割と思い当たる人も多いのではないだろうか。関連したワードをひたすら関連した記事につなげていく。超めんどい。

でもそれを網羅していくことがSEOの基本。ユーザーの利便性を第一に考える。前回の記事ではこの点について否定的ではあったけど、SEOを追求すればするほど蔑ろにできない大切な部分だと思った。

左の画像は対策前の当ブログの内部リンク構造。sitemapから放射状に伸びていく各ページ。横のつながりが弱い。

右の画像が内部リンクを張り巡らせた状態。カテゴリーごとの結束感がまったく違う。

内部リンク構造の表示には「Show Article Map」というプラグインを使わせてもらっている。超便利おすすめ。

読者ファースト

あとは「タイトルの見直し」「メタディスクリプション」「H2見出しの見直し」「記事のツメが甘い部分をブラッシュアップ」などをできる範囲で行った。

こういった細かい部分は書いたときの自己満足で終わらせてしまいがち。だけど読者目線に立てば、このあたりの出来が悪いと単純に読みづらい記事になる。神は細部に宿る。

Googleがどこまで日本語を理解しているのか分からないけど、そのぐらいは認知しているらしい。

対策を施行してからの4日間

サーチコンソールの問題

 

ということで、これらを踏まえた上で俺が9月20日以降、今日まで行った対策を書き起こしてみる。

事前にインデックス未登録の記事数は12

【9月20日】

  • 午後にURLスラッグ変更(12記事すべて)
  • URL変更した記事が1本登録された(変更後すぐ)

2021/09/20 15:54:26 パソコン用 Googlebot

【9月21日】

  • URL変更した記事が2本登録された(投稿から24時間経過)

2021/09/21 17:55:49 スマートフォン用 Googlebot

2021/09/21 17:39:09 スマートフォン用 Googlebot

  • 内部リンク貼りまくり

 

【9月22日】

  • URL変更した記事が1本登録された(投稿から48時間経過)

2021/09/22 16:37:27 パソコン用 Googlebot

【9月23日】

 

【9月24日】

  • 午後 登録されない記事をもう一度URL変更(8記事)
  • URL変更した記事が2本登録される。(投稿直後すぐ)

2021/09/24 14:14:14 スマートフォン用 Googlebot

2021/09/24 14:35:23 スマートフォン用 Googlebot

現在6記事が未登録

対策の効果かどうかはわからないが、20日を境にアナリティクス・検索パフォーマンスのグラフが急上昇している。

ここまでのまとめ

パソコン

弱小サイトにとって少ないリソースを最大限有効につかいたいのであれば、今はトレンド記事を狙うべきではないかもしれない。どうせすぐに登録されないなら意味がない。どうしてもというのならBingやTwitterからの流入を期待するしかない。

それよりもロングテールの記事を書いてゆっくり待つのが吉かなと思う。その間にSEOの詰めを行った方が後々のことを考えると良いかもしれない。

ここに来てあらためて「Googleが掲げる10の事実」を読んでみると色々気づきを得られると思う。

あと、今まで触ってなかった「Bing Webmaster Tools」を使ってみるとかなり便利なことが分かった。Googleアナリティクスとサーチコンソールをひとつに統合して、キーワード調査や簡単なSEOチェックまで内包されている感じ。

検索クエリがGoogleとは異なるので、あわせて使うことでよりSEOの強化が期待できると思う。

2021年9月29日:ひとまず解決

Good

結果から言うと、これを書いてる9月29日の時点で記事はすべてインデックスされた。問題に上がっていた12記事と、その後に新規投稿された3記事ともすべて。

対策を始めた20日から延べ8日強掛かっているが、実際は1~2日の空きがあるので、休まず作業を行っていれば一週間以内で終わらせることができたとは思う。

カバレッジ

この問題を簡単にまとめると

  • 記事を書いてもGoogleがクロールしてくれないので検索エンジンに載せることができない
  • Google検索に載らないということは記事が人目につかないので死活問題

これまでは記事を書いてサーチコンソールからリクエストすれば、遅くとも2日あればクローラー(ボット)が来てくれた。(普通なら数時間以内)

ところがここ最近のGoogleの挙動は、記事を投稿したことは認識しているものの、クローラーが巡回に来てくれなくなっていた。

しかもすべての記事がスルーされるワケではなく、しっかり登録される記事もあるのでその辺りの線引がよく分からない。少なくとも記事のボリュームや内容で判断されている感じはなく、ランダムで弾かれている模様。

前回までは、この問題に対してどうやって積極的にクロールを促すことができるのかが焦点となっていた。

それに対して、俺がこの9日間の実績で得ることが出来たフィードバックを纏めてみる。

解決策

URL

Googleに積極的にクロールを促した方法は、たった2つの手順だけ。

ホントこれだけ。

前回書いた手順の中に「投稿日を最新にする」があったけど、これは効果がないという判断。URLさえ変更してしまえばGoogleは新規投稿とみなし、リクエストを受け取り次第、記事の「認識だけ」はしてくれる。

わかったこと

行列

毎日サーチコンソールのURL検査を確認し、弾かれるたびにURL変更してはリクエストを繰り返した。

ここからがミソで、この方法で当ブログの場合は1日に2記事クロールが来てくれた。

インデックスされるのは毎回2記事ずつ。しかもそのクロールは割と早いタイミングで来る。リクエストから最速で2分、だいたい4時間以内。長くても24時間。それ以上経つと早期インデックスは難しい印象。

「URL変更してリクエストして・・・」を都合6回繰り返して12記事をインデックスしたことになる。(実際はその間に色々あったけど、概ねこの認識で間違いない)

記事の内容やボリュームは関係ないと言ったものの、文字数が少ない記事がラストの2つだったので、因果関係ナシとは言い切れない。

意外だったのが、なかなか登録されず終盤にインデックスされた記事でも、検索順位を確認してみると割と上の方にいたりするので内容は関係ないと見ていい。

最大5回のURL変更

All URL

ということでいちばん最後にインデックスされた記事は5回もURLが変わったことになる。Redirectionを確認してみるとカオス(笑)

念のため、過去のURLはすべて現ページに直接リダイレクトするように書き換えた。そうしないと、いちばん最初のURLを踏んだ際、ページ表示までに5回のリダイレクトが挟まれる。これは良いはずがない。

6個のURLどれを踏んでもページに直接辿り着くように設定した。面倒だけどこれをやっておかないとトラブルや内部的にPV数もおかしくなりそうな気がする。

効果絶大

グーグル

ということで、ここ最近のGoogleのコアアップデートのせいでなかなか記事がインデックスされない人は、登録されるまでURLを変更してリクエストを繰り返してみるといい。意外と簡単にインデックスされるかもしれない。

当ブログはこれと並行してSEOの徹底的な見直しを行ったので、他サイトでも同じようにインデックスされるかどうかは分からない。でも少なくともやらないよりはやった方がいいのは事実。

インデックスされていない状況は、Google側からすれば何も投稿していないのと同じ。評価対象の土俵にすら上がれない。

アナリティクス

前回も書いたけど、当サイトはこれらの対策を行うことでアナリティクスの数字が大きく変化し、今も伸び続けているのでやらないのは損。

もし同じ状況で悩んでいる人は試してみてほしい。

2021年11月11日:記事を1本にまとめたキッカケ

ここまで長い記事を読んでくれた皆さんお疲れさま。ありがとうございます。

この記事は検証しながら実験を繰り返し、段階的に執筆していたので元は3本にわかれていた。それを1本に纏め上げて若干の加筆訂正を施したもの。

なぜ今さらと思われるかもしれないけど、「インデックスされない問題」に関する記事には今でも日々アクセスがあり、Twitterを見ていてもやはり悩んでいる人が多い印象。

あれから1ヶ月以上経った後日談

その後の当サイトの状況は、徐々にクローラビリティが回りだした感はある。以前ほど詰まる印象はなくなった。

記事の見直しを行った効果もあり、いくつかの記事で検索順位がトップに上る現象が起きた。それに伴ってPVも順調に上昇し、一定のSEOの効果が現れはじめたのが大きいと思う。

詰まるところSEOをしっかり行い、サイト評価をGoogleから得られるまでは厳しい状況が続くのではないかと思う。この辺りについては最近の記事でも少し触れているのでそちらも目を通していただければと思う。

さらに当ブログはWordPressテーマをSWELLに乗り換え、より徹底したSEO対策を行った。

ここまで複数の対策を一気に行ってきたので、どれが一番効果的だったのかについては見極めることが難しい。しかしどれも重要な要素であることは間違いないし、どれかひとつ欠けてもダメなんじゃないかと思う。

結局のところ記事を書いて内容を精査し、しっかりリライトを行いながらサイトの設計も随時見直す。そうした小さな積み重ねを怠らず、評価されるまで辛抱して時間を待つしかないのではないだろうか。

これらは長年運営を続けてきたブログサイトなら当たり前に行っている事。結局は努力と時間がすべてを解決すると理解している人々と、比較的新しく参入してきた人との間で知識と経験のギャップが生じているから温度差が生まれているのではないかと。

繰り返しになるがインデックスされていない記事単体の問題ではなく、サイト全体の質・量・時間(経験)によるものだから即効的な解決策はないと思う。

自身のサイトで確認しておくべきこと

XMLサイトマップを設置

もはや当たり前すぎて取り上げるほどでもないのだけど、意外とこれが出来ていない人も見受けられる。Googleをはじめ、BingやYandexなどの検索エンジンに取り上げてもらうのであれば、最低限サイトマップを作成してWebマスターツールに送信することぐらいはやっておこう。

リンクを貼る

サイトの滞在時間や回遊率はもちろん、クローラビリティの観点からも内部リンクを張り巡らせるのは大事。極論を言うなら外部リンクはユーザーを外に逃がすキッカケになるから無駄に設置しない。

そして優良なサイトやドメインパワーの強いサイトからdofollowリンクをもらう。自分でも対策できることはあるから調べてみるといい。

サーチコンソールはアナリティクスよりも重要

サーチコンソールはインデックス登録をリクエスト(フェッチ)するだけのツールではない。サイトの問題点を炙り出したり、外部からの自サイトの見え方を調べるのに非常に役立つ。

カバレッジの項目やページ・エクスペリエンスは定期的に目を通すようにしておこう。エラーが出たり急激な数字の変化を見逃すと、割と長いスパンでダメージを負うことになりかねない。なぜなら、修正がすぐにサチコに反映されるとは限らないから。

Google検索セントラルに目を通しておこう

自分が気づいていないだけで、実は意外と抜け落ちていることもあったりする。あらためてGoogleの方針をいま一度確認しておいた方がいいかもしれない。

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) | Google 検索セントラル

Googleが掲げる具体的なガイドライン

以下のような手法を使用しないようにします。
・自動生成されたコンテンツ
・リンクプログラムへの参加
・オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
・クローキング
・不正なリダイレクト
・隠しテキストや隠しリンク
・誘導ページ
・無断複製されたコンテンツ
・十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
・フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他マルウェアのインストールといった悪意のある動作を 伴うページの作成
・構造化データのマークアップの悪用
・Googleへの自動化されたクエリの送信

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